竹ドーム,段ボールフラードーム,テンセグリティ,と続いたC.A.P.での夏のワークショップ。
今年は組積造にチャレンジ。
だが,ブロックを使ったら危ないから,小さな木の板を使う。いわゆる「カプラ」のようなモノである。
和歌山の白樫木材さんより,紀州ヒノキの間伐材で造ったピースを1万個貸して頂き,ニッサン・マーチに積み込んで神戸へ走る。白樫木材さんの白樫啓一さんは紀州材の天然乾燥材に大変なこだわりを持っている,木材のプロで,紀州材の木の良さをどうやって次世代にわかってもらえるかを考えて,この「積み木」を作っている。いいにおいがして,反りがない。
これをザクザク積む。
時間は13時から18時,「屋台」として「営業」する。いろんな子が入れ替わり立ち替わりでやって来ては積んで行く。
大人もたくさん訪れる。なによりヒノキの香りがとても良い。
ヒノキアロマでワークスペースは満たされている。
天井まで届く「塔」と,壁を覆うような「切り株」を造る。
タワーが何本も立ち上がると,すかさず鉄道を敷設する子が・・・。
瞬く間に駅前タワー型マンションの現代都市景観が出来上がる。
駅も出来てます。タワーマンションと駅で,通勤もばっちり。
ちゃんと街を見てるんだねー。
神戸らしいということでは,
「建物が壊れたままの街は良くない」とか,「地震が来たみたい」とか,そんな声も聞こえる。
とはいえ,一番楽しかったのは,出来た建物を崩す瞬間!
カウントダウンして,一斉に崩壊。
カタストロフィを味わう。
今年も楽しかったなぁ。
p.s.
1万個のピースを片付けるのは大変。手伝ってくれた皆さん,ありがとう!
そしてピースを提供していただいた,白樫木材さん,木材協同組合さん,ありがとうございました。