産経新聞「防災減災わかやま」

産経新聞「防災減災わかやま」の連載を担当することになりました。

和歌山大防災研究教育センターの特任准教授であった照本先生が担当されていたのですが、徳島大学へ赴任され、担当を引き継ぎました。2ヶ月に一度、掲載されます。1年程度の担当になるかと思います。

浸水域でほとんどの住宅が流失しているが、浸水していない場所では何事もなかったかのよう。岩手県釜石市鵜住居町、2011年4月10日撮影

浸水域でほとんどの住宅が流失しているが、浸水していない場所では何事もなかったかのよう。岩手県釜石市鵜住居町、2011年4月10日撮影

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東日本大震災21ヶ月後の風景変化_岩手県田野畑村羅賀

田野畑村羅賀。白いビルはホテル羅賀荘。
2013年1月6日の田野畑村羅賀。白いビルはリニューアルして再開したホテル羅賀荘。

(2011年4月の現地視察のメモより)

羅賀は小さな入り江に出来た漁村集落で、ホテル羅賀荘という宿泊施設がある眺めのよい集落だ。

ホテルは大体12階建てくらいだが、東日本大震災ではその4階まで浸水した。遡上高さは20メートルを超えていると考えられる。集落も3割程度が津波にのまれ、集落で9名が行方不明となった(2011年4月当時)。引き波が速く遺体捜索は難しいという。道路は高所にあるが、その歩道の一部が波で持ちあがってしまっている。トンネルは天井まで水没。

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東日本大震災21ヶ月後の風景変化_岩手県普代村太田名部

2011年4月9日太田名部

2011年4月9日太田名部

 

2013年1月6日太田名部

2013年1月6日太田名部

 

15.5mの津波防潮堤を作っていたため、居住域が完全に無事だった太田名部集落。漁業関連設備が中小企業再生機構の支援で復旧している。また、津波防潮堤の上部をコンクリートで嵩上げ。地盤沈下分を載せたらしい。

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東日本大震災21ヶ月後の風景変化_岩手県宮古市田老町

田老町_20130106

田老町_20130106

2011年4月(震災1ヶ月後)と、2013年1月(21ヶ月後)に同じ場所で撮影した写真を並べてみたいと思います。まずは、2013年(現在)の写真。

一部に水産施設が建っているが、建築規制から住居系の建物は全く建っていない。小さな倉庫が建てられている。そして電信柱。

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東日本大震災21ヶ月後の風景変化_岩手県野田村

2013年1月6日、震災22ヶ月後の岩手県野田村の津波浸水エリア。なお、写真にはgeotagが付いています。

2013年1月6日、震災22ヶ月後の岩手県野田村の津波浸水エリア。なお、写真にはgeotagが付いています。

2013年1月6日から8日まで、一年ぶりに岩手県沿岸部を廻った。2011年4月に廻ったルートとほぼ同じ場所を再訪問した。

震災4週間後と、21ヶ月後の風景を比較してみたい。2013年1月の写真、2011年4月の写真を連続して載せたい。

 

 

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