雑誌「近代建築」、卒業設計のコメント

今年も和歌山大の代表の「推薦のことば」を書く。
学生の渾身の作品に十分応えられればよいのだけど、と思いながら書いています。
(やっぱ好きなんでしょうね、卒業設計。)
書く時に注意しているのは、卒業設計の提案を社会の中に位置づけること。
この設計提案が社会にとってどんな意義があるのか、を説明することです。
大抵は、個別の敷地に個別の解答を与えている作品なので、それをもう一度社会に差し戻すのが役割だと思っています。
さて、今年は、和大最優秀賞の山本(恭)くんを評した。

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本州最南端・串本_建築合同ワークショップ

和歌山大・大阪市立大・嵯峨芸術大・神戸芸工大・東京工業大での合同建築ワークショップ(いわば、地域のシャレットデザイン)が、幸家太郎さん(幸家太郎建築建築研究所)、ジン・ヨハネス(建築家)さん主宰で、和歌山・串本で行なわれた。2004年は広島・加計町、2005年は奈良・天川村で行なわれたものだ。
今回は二回目、ジュアラーとして参加。前々回の広島では中間チェックとジュアラーだったけど、今回は完全にいちジュアラーとして参加。つい最近までつくる側にいたのになー、と思いながらコメント。なんだか寂しいネ。
ジュアラーは、幸家さん、ジンさんに加えて、藤木庸介(嵯峨芸)先生、横山俊祐(大阪市大)先生、などなど。
06’建築合同workshop@紀伊大島

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設計製図ジュリー(遠藤剛生先生がいらっしゃいます)

うーん、仕事おわんねー
ライブドア問題、ヒューザー問題と全く同じ様相を呈してきた。
政治家や広域ナンタラ、政治団体、金融なんかの名前があっちこっちで飛び交っている。
結局、パワーバランスを操作するために、いろんなところから情報リークの応酬が行われているのかもしれない。
ヒューザーにしてもライブドアにしても、再発防止に向けた原因究明であってほしいんだが。
明日は、遠藤剛生先生による、生活環境システム設計製図IIのジュリー。
遠藤剛生先生_生活環境システム設計製図I&IIジュリー(集合住宅)
レクチャーもあります。
生活環境システム設計製図I&II

知の開放はどんどん進む

研究室のネット制限をどうするべきか?を考えている一方、
海の向こうでは大学の「知の開放」がますます勢いを増している。
「スタンフォード大、iTunes経由で講義などを配信–S・ジョブズなどの講演も」20051107 CNET
講義がどんどんネットで「放送」されるらしい。
「知の開放」、とくに、「OCW」については、過去の記事に書いた通り。
こんな風に、質の高い講義が世界中から配信される世の中がもう来てしまっているようだ。
学びたい人はどこまでも学ぶことができる世界の到来。
<=>
学ばない人はどこまでも学ばない世界の到来。
学んだら楽しい、というモチベーションの有無が全てをわける。
果たして、教育とは何だろうか?