「技師の美学」と「建築家の美学」by 難波和彦

昼飯を食べながら、届いたばかりの「建築雑誌」を読む。原広司、難波和彦、隈研吾、安田幸一という作家系ビッグネームが名を連ねた号だった。
特に難波先生の論文『「技師の美学」と「建築家の美学」』が興味深い。目新しい話ではないが骨太だ。昨日3年生に課した課題「デザイン・マップ」に示唆を与えると思う。

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ぶらくり遊歩道とまちづくり(公共権とは)

M2ミレイ氏と和歌山県海草振興局へ。
ぶらくり丁遊歩道の問題に向けて、糸口を掴むために打ち合わせる。
ことの発端は、遊歩道に面していたある飲食店がパラソル付きのイス・机を提供したことに始まる。「ご自由にお使いください」という張り紙をしてあったが、せっかくだから、と店のメニュー(生中ビールとか)も置いていた。すると別の住民から「公共空間の無断使用ではないか?」と県に通報。やむなく撤去となってしまったのである。
計画者側としてはそういった使い方を想定していたし、そもそもワークショップで「ベンチ」や「テーブル」「日除け」は要望が出ていた。(様々な都合でそれは出来なかったけど)
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(在りし日のパラソル・ベンチ)

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「キートン」維新派

台風22号「マーゴン」でずれてしまった維新派公演「キートン」、見てきました。
野外劇場(自力建設)のセット・スペクタクルの見応えは期待を裏切らない。相変わらずのエネルギー。圧巻のシーンがいくつかある。
今回は台詞がなくて、よりダンス・パフォーマンスに近づいています。
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26/27日に追加公演があるそうです。
維新派

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教室の天井高(日本建築学会・空間研究小委員会)

さて、飲み放題につられて飲み、投げ、帰宅。
よった勢いでブログに「スキャンダル」評をぶち上げ、寝る。
起きたら6時超えてて、車すっ飛ばして関空へ。そう、今日は設計製図は本多先生・林田先生・TAにお任せして東京出張となったのである。(配布資料は田町のスタバから32kで送信)
目的は「学校教室の天井高3mについて」で
上野淳、富田玲子、船越徹、という学校建築計画のVIPが講演。富田玲子、船越徹ともにそんなに講演しないので特に楽しみ。
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