PowerBookでサーバ

こんな時期にサーバの更新・・・トホホ
HDDのエラーでヒヤヒヤ。
修士論文提出目前のある日、研究室のPowerBookG4のHDDが起動しない。HDDがまわらない。直ちに250GBのSATAドライブを自費購入、届き次第、自機のMacBookを積み替え(システム再インストール)。余った120GBをケースに入れてバックアップ用に。これまでバックアップ用だった80GBの外付けIEEE1394ドライブを取り出し、壊れたPowerBookG4に入れてOS再インストール。


一杯になってしまったサーバの更新。こんな時期にやりたくないけど、今しかタイミングがとれない。システムをasrコマンドでバックアップしてハードディスクを入れ換え。
まずはファイルサーバとプロクシサーバ機能を移行。手間をかけたくないので、MacOSX Serverを導入。
サーバは省電力化するためにノートパソコンに移行する。液晶が半分映らないPowerBookG4_1GHzをサーバに仕立て直す。PowerBookでサーバなんて普通はやらないのだろう。検索しても有益な情報は少ない。
ネットワークは内蔵のGigabit Etherと、二枚目のNICにUSB/Ethernetアダプタ(Linksys USB200M、amazon.comで直輸入
内蔵Gigabit Etherは問題ないが、二枚目のNICはオープンソースのドライバPegusus USB2.0。見事USB2.0で高速かつ安定して動作。ストレージはFW800で接続するCenturyのHDDケース・ドライブドアTeraMaxを使用。500GBを2つ、300GBを2つ入れる。さらにバックアップ用に250GBを4つ。合計2.6TB。
かなりイレギュラーはハードではあるが、まぁなんとか動く。
サーバの設定。
OSX Serverは全くはじめてで戸惑う。プロクシサーバは入っていないので、squidをコンパイル。あれ、動かない。DHCPも動かない。namedもおかしいぞ・・・、natdも動かんな。
これが解決したのが二日後。
ネットワークの優先順位を変え、changeipというコマンドを使ってマシン名を変えると、突如としてnamedは動き出した。DHCPは デフォルトの設定ファイルが間違っているらしく、書き加えると動き出し、natdはipfwと同時に動かすと機能した。squidはnamedが動けば簡単。ログファイル置き場の指定と、フォルダのパーミッションを変更し、設定を書き直すと動く。
ふぅぅ。
(いきなりviつかって設定ファイルを書き換えようとせず、サーバ設定のNAT項目に隠れている「ゲートウェイ設定」というお手軽設定を使うのが、OSX Serverの使い方としては正しいようです。)
ファイルサーバだがこれまた難儀した。
データの移行中にカーネルパニック。HDがマウントできなくなった。真っ青。丁度バックアップを作り直していたところで、バックアップはほとんど空。元のデータは読み込めない。焦る。ただちにディスクウォーリアの最新版をクレジットカードで購入してダウンロード。あれこれ2時間、データが戻る。すかさずバックアップ。またカーネルパニック。マウントできずで真っ青・・・
どうもTeraMaxと300GBのHDDの相性が悪いのか。TeraMaxの電源を落として再投入すると、復帰するものの極めて不安。PowerBookでファイルサーバなんて無謀なんだろうか?
苦労はあったが今のところは動作しています。spotlightがサーバ越しに使えて便利になりました。
P.S.
USB/Ethernetアダプタは、OSのドライバのみで動作するようです。
MacBookAir用のものも同じだとか。PowerPCでも良いようです。

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