著作権について

大ゼミ担当
発表は、著作権概念を解説したもの、著作権にをまもりオリジナリティを重視する立場らかのものづくりのあり方を論じたもの、以上2つ。
議論は活発化しない。
知的財産権(特許・商標登録・意匠登録・実用新案・著作権・著作人格権)が混乱したのが良くなかったかと思ったが、実際には「なぜ著作権が問題なのか」がピンと来ないようだ。
忍び寄る高度情報化社会では、個人での情報発信が頻繁に行われるようになる。マス→個コミュニケーションから(マスコミ型)、個/個コミュニケーションへ。そこで問題になるのは知的財産権である。南ア・エイズ薬裁判やヒトゲノム競争に見られるような情報化社会の帝国主義(著作権の囲い込み)、大企業によるパテントの独占・・・
著作権(コピーライト)の歴史をひもとけば、複製技術との関連で生まれていることがわかる。日本語は著作権というが、英語ではCopyright、つまり複製する権利(福沢諭吉の訳語では版権)だった。これはグーデンベルグの活版印刷技術が出てきて生み出された権利であるのだ。
現在のデジタル通信社会ではたしてこのグーデンベルク時代に確率された著作権概念でいいのかどうか、まずそれが問題になるのだと思う。
今はもっと簡単にコピーして情報を加工する技術がある。そのとき、いちいちコピーライト処理雑務に追われるのは面倒だ。
さて、著作権概念を考え直し、人類が持つ知的財産をかなり緩やかに共有できればどうなるか?どんな社会が生まれ、どんなものづくりが可能なのか・・・どんな知的財産を再生産できるのか・・・
著作権・知的財産権についていいたいことは山のようにあるけども・・・
さて、みなさんどうなんだろうね?

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