書きかけのエントリーをあげます。( 少し時間に余裕が出てきた)
2月7日、トンガの鼻自然クラブの 代表の方と、環境省自然環境局近畿地区自然保護事務所の野田さんと話し合い。
事の起こりは、その数日前。
雑賀崎の小屋作りがウェブに出ているのだけれども、
トンガの鼻自然クラブそれをみた環境省が、「国立公園法で認められない・・・」と連絡してきた。
最初は「なんて暇な部署なんだ・・・もっとクレームつけるべきところはたくさんあるのに」と思ったが、担当部署に電話をかけてみると印象が変わる。非常に話が早い。
で、スケジュールを合わせて実際にお会いすることになったのです。
■問題は・・・
国立公園内部では、13mを超える建物は建てられないなど、建造物に制限が加えられている。これは自然景観を損なわないための措置。13mという根拠も樹高から計算されているという。
で、13m以下の建物ならば建てられるが、これにも制限があり、その一つに屋根が切り妻で勾配が3寸以上(記憶曖昧)。これは、いわゆる木造の瓦屋根住宅ならば、景観を壊さないという考え方だ。
これが小屋作りに引っかかった。芝屋根をつくろうとしているから、当然片流れで勾配も緩い。
よってアウトになる。
だけれども、建物の存在をできるだけ消して環境にとけ込むコンセプトは国立公園法の考え方にばっちり合うものであるのだが・・・
■結論
結論から言えば、農作業に付随する小規模な小屋だということで、届け出・承認ともに不要との結論。環境省はコンセプトをとてもよく理解していただいていた。逆に法律が「芝屋根」を想定していないのがちょっと時代遅れかな?とも感じているようだ。
大学、地元、環境省、この三者が直接話し合いながら、どうやって事を進めるのかをとても建設的に話し合える。 どうしたいか?は三者ともに理解があって、実行に移す上での問題点をいかにしてクリアするのか、知恵を出す。
いや、とてもいい関係だな、と思ったです。
野田さんとは、グリーンツーリズムや景観問題などを話し合えてとても面白かった。頭の回転が速い人と話すとホント、気持ちいい!
えっと、
こういう、NPOと行政の関係の変化は、「対立的な運動スタイルから対話的なスタイルへの転換」とよばれ、『その象徴が「対立から対話へ」を掲げてリオサミットの後に設立された「市民フォーラム2001」という環境NGO』(引用:飯田哲也 エネルギー・デモクラシー no.8)なのだそうです。
何かわかる気がするなー
例の『という話の中で・・・』
きっとすごくコトバを選んでいるんだろうな。
重みのあるコトバ。
重みのないコトバ。
ちなみにボクは、OASISみたいなやんちゃなメロディで話したいな。
えー、なんで〜?
言葉を選びながら話す人の言葉はおもみがあってそれも気持ちいい。
ひとそれぞれのリズムがあって、その人のメロディにあったリズムを刻めば気持ちいい。
ラテンもいいが、沖縄も、トランスもそれぞれいい、と。
平田さんの言われる‘頭の回転が速い人’って・・おそるべし。自己嫌悪になりそうです。
雑賀崎は一度ぜひ顔を出したいな〜と思っています。グリーンマップの際にもお世話になりましたし。行政と地元に学生が関われるのっていいですよね。いい立場だなぁと思うときもあればそうではないときもありますが・・