はてなマップと景観のデータベース化

20050710-gps.jpg
はてなマップが始まっている。
これ、GoogleMapと連携したサービスで、GPSの緯度経度情報を写真に載せて、位置と写真をリンクさせているサービスだ。
この発想、GPSのスクランブル解除の直後に、ウヒウヒと考えていたこと、そのまんまだ。
いつの日か、デジカメにGPSが標準装備される、と考えてたけど、ほんとにそうなる日が来そうだ。
ちなみに、上の図面は棚田のGPS実測図。


さて、GPSとデジカメをリンクさせることは、結構昔からやられている。
少なくとも広島のハンディGPS会社が民生用航空写真の撮影用に委託制作していたし、
かくいう私も、そんなシステムを手作りしていたのだから。
EtrexというGermin社のGPSとPalmをクロスケーブルで接続し、nmeaログを記録。それをperlとfilemakerでデータを切り出して軌跡を0.3m/pixにて描き直す。デジカメで撮影した時刻データと、GPSの軌跡データをFileMakerにてリンクさせる、というもの。
このシステムはフィリピンでの集落調査の為に開発した物だけど、
CAP.Houseで、「散歩地図を描く」というワークショップにも使ったことがあります。たしか4年前、2001年の7月。
ワークショップ映像
GPSを背中に付けて、まち歩き。
帰ってきたら軌跡を描いてmapと写真をリンク、というものだ。
いろんな人の街の動きと視線を追いかけることが出来る。
(この写真に写っている方、写真送りたいので気がついたら連絡ください。連絡先が分かんないのです。)
で、はてなmapに戻るけど、
街の歴史をライフヒストリーから語ったり、
ランドスケープの意味や背景、土地利用の履歴、ローカルウィズダム(古来からの言い伝えなど)を語り継ぐツールとなりうる!ということだ。
神吉先生が行っている原風景ヒアリングデータベースにも、もちろん関連してくる。
このシステム、xoopsのモジュールになってくれれば、和歌浦スケイプにも使うのだが・・・できないかなー・・・
(極東ブログにトラバ)

はてなマップと景観のデータベース化」への4件のフィードバック

  1. あ、そうそう、
    http://ld.minken.net/
    ここもおもしろいですよね。
    auのGPS携帯を使っています。こういうの、不通になる日が来ますね。ユビキタスだけど、データベースが大量に溜まる日が来そうです。

  2. うわぁ!すばらしい!
    いやほんと、すばらしい、
    やんばる さま、ありがとうございます。
    期待しております!
    コンテンツ、頑張りますので!

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