さて、科研の研究、世界遺産の周辺環境、景観保全の関連でインドネシア・ジャヴァ島に来てます。ボロブドゥールです。
世界的名所なのに、寺院の外には滅多に外人いないのです。はげしくピンポイントな観光地なのですねぇ。
さて、いちおうボロブドゥール寺院訪問記から。
0640起床。その足でボロブドゥール寺院へ。朝だからか観光客は少ない。というか、拍子抜けするほど人が少ない。10ドルを払って境内へ。仏教寺院の感じはあまりしない。カジュラホ、スコータイに似た雰囲気がある。目の前に寺院が、黒い固まりが現れると圧倒される。すげぇ石の量。でかい、くろい。すげぇ量の彫刻のループ。石はレンガのように規則的に積むのではなくて、ジグソーパズルのように組み合わされ、キーストーンで繋がれている。この寺院はストゥーパというかピラミッド。寺院というよりは墓です。そのピラミッド墓にたくさんのレリーフと彫刻が三十三間堂的に並んでいてグルグル廻りながら上っていく。下の方は壁が高く、上に上がるにつれ壁が低くなるので、上に上がるほど外界が見える構成になっていておもしろい。
しかし、こんなとんでもないものを造り上げたエネルギーの凄まじさと、幾何学で決定されたその人工的な曼荼羅的宇宙観に圧倒される。なんてってもデカイし。この建物、よく言われるように蓮の花を見立てているようで、蓮の花に数億年?入れられて脱解をはかる?という仏教の輪廻のコンセプト?をそのまま体現しているようだ。上層部に沢山の釈迦が蓮の花に入っている様子(だんだん花の透過が高まっている)も面白い。この遺構をぼーっとみていると渡邊豊和や毛綱モン太を思い出す。そしてなぜか巨大なCPUにも見えてくる。
この最上部のストゥーパは周辺部のGLよりも40mほど高いのだけど、ちょうどジャングルの高木よりも飛び出る高さなのね。それが多分、池に浮かぶ蓮の花につながるのかな?と考えながら寺院をあとにする。
が、しかしまぁ、公園の有料区画の外は土産物屋がカスミ網かアリ地獄のように待ち構えている。公園の中も土産の売り子さんがわんさかよってくる。ベンチで休んでいたら売り子さんも休んでいて、いろいろ聞いてみた。パンフレットを売る売り子さんはこのあたりでは珍しく英語がしゃべれるのだ。子どもを大学に行かせるためにがんばっているのだが、売れねーなー、とのこと。
隣接する博物館に入ると、ボロブドゥール寺院が19世紀終わり頃のオランダ植民地時代に発見され、02年にオランダによる修復がされ、80年代にはユネスコによる大々的な修復がされていることがよーくわかる。修復前はすんごいボロボロで、傾いてたんだなぁ・・・と。レリーフは人が通る廊下?の地下にも埋まっていたらしい。
こちらも、更新が(交信が)ばったりと途絶え、生存が確認されていないまんまの希少種ですね。さすがにインドネシアは家島諸島よりも心配だわ。
おお。そんなところに行ってたのね。
こちらは、まだまだ小学校チーム。
景観調査の仕事も2個入って、いいかげん死にそうです。って、hiraさんにグチっても仕方ないけど。
うん、GPSで測ってみると、正方形は大体東西南北に合わせてあるの。3度くらいのずれ。南北感覚はないとおもう。こっちの住居がそうだから。
ネパールやインドのストゥーパも基本、丸か方形だからもともとそういうものなのかもしれ舞です。卒塔婆はストゥーパが語源だそうです。
高野口、がんばっているみたいね!
インドネシアは、M2がネシアンタイムで動いちゃっててだれています。
ちなみに、日本より断然涼しい。
お元気でしょうか?
本日、高野口に行ってきました。
なかなかな感触です。
いいカリキュラムができればいいなーって。
目標は野蛮な園児がいる園庭をもつ幼稚園・・
私も行ったことあります。
近所の宿のおねえさんがきれかったこと、そこの飯がおいしかったこと、夜中ずっとコーランが鳴り響いていたこと、あさは鶏がびっくりするぐらいうるさかったこと、が記憶にあります。
あれっ、
太陽が真横から上がり真上に行き真横に沈むことで、南北感覚がなくなること、だから正方形なのかと勝手に納得してました。