薄々気がついてはいたけれど、やっぱり日本は二流なんだ・・と。なんとも悲しくなってしまう選挙だった。嫌気がさしたというか、うんざりしたというか・・・・やっぱりそうだったんだな。
選挙のアジェンダ設定が「郵政民営化」。
だいたい道路公団と独立行政法人という「官から民」への改革が全然うまく行ってない、とか、アメリカ追随のおかげで世界から孤立化しているのに周りの空気が読めてない外交、とか、1000兆円の大赤字の国家財政(国民一人当たり1000万の借金)・・こういう問題は誰も問わない。メディアも政党も問わない。
これは当然で、騒ぎ立てても国民がついてこられないんだもん。こんな問題、国民は理解できないから、選挙では扱わない方が得。これが今回完全に証明されてしまった。
結局、深く考えずにすむ安易な「二択」を出して、選んでもらうってのが日本の民主政治ってことが・・判明。
世の中はますます多極化し、容易ではなくなってくる。すると、判りやすい問題設定にすり替えた方に、皆が走ってしまう。多様性に向き合う努力をはじめから破棄してしまう。
あぁ、日本人あほばっかし。
日本が二流、三流なのはしょうがないとしても、その低レベルさが人類全体の行き先に影響を及ぼさないように、慎ましくしてほしい。せめて、他国に使われないよう・・・。
(って、もう存分に使われているか。)