すっかりエントリーから遠ざかってしまった。
ネタはたくさんあるのだけど。
G・モロー展、高かった。しかし名作と呼ばれる絵画は確かに名作。よくわからないのに、とても印象に残る。なんなんだろう?
ホームルームのような大学一年生向け・少人数ゼミの「基礎教養セミナー」、先週は「好きな本を持ち寄ってコーヒー片手に読む(だけ)」の企画。こういう企画って、大好き。
引き続いて、今週は「好きな写真集or漫画を持ち寄ってコーヒー片手に読む(だけ)」。
岡?京子、大島由美子、高野文子、西原理恵子の漫画、と思ったが、あいにく、神戸に置いてきてしまった。もしくは貸し出し中。(リバーズ・エッジは誰が持っていったんだっけ?)
手元にあるもので考えてみると、「センチメンタルな旅、冬の旅」「東京は、秋」(荒木経惟)があるので、写真集とする。「センチ」はアラーキー入門にはもってこい。
さて、本題。
むかーし約束していた、名護と屋上水田の矢野南小学校の話。
どちらも象設計・富田玲子の設計。
広島市立矢野南小学校は、屋上に水田!が、本格的にのっかっている。
「不自然な自然」に賛否両論があるが、これは沖縄でアサギを屋根に積層させた名護市庁舎と同じ手法で、象の風景再構築野蛮ギャルドの真骨頂。変だなぁとおもいながらも実物を見ると涙してしまう。
屋根を失ってしまった近代建築に、風景の構成要素をやや乱暴に、アバンギャルドに載せてしまう。手触りやにおいといった感覚と一歩も引かないノスタルジー・アバンギャルド。
ニラを載せてしまう藤森照信とある部分は共通するが、ボリュームの違いが圧倒的だし、何より強烈な違和感と不思議な落ち着きが同居している。
多分、藤森照信は「いまにつながる縄文の歴史」を基底にし、富田は、思い出や記憶を近代建築の手法でブリコラージュ、ということになるのであろうか?(うわーまとまってないなぁ。)