和歌山大システム工学部_BYODでMacはありか?

2017年度の記事です。 2019年度はこちら 2020年度はこちら


2017年度から,和歌山大学でも学生のBYODパソコンが必携となりました。
パソコンを持って当然として授業演習が行われます。まぁ,今,パソコン使えないということは,読み書きできないことと同義ですから突飛なことではありません。

問題は,機種選定です。

推奨スペックが公表されています。システム工学部は高めのスペックが要求されています。

個人的に気になるのは,OSの指定がWindows10(64bit)であること。
Macはダメなの?

(結論)Macで対応可。場合によってはむしろ推奨。(あくまで,個人の意見ですよ)

Macでも追加費用なしで要求を全てクリアでき,さらにMacが有利なこともある,から。

まず和大生は,Office365が無料で使えます。Mac版もWin版もクロスライセンスです。MicrosoftOfficeの心配は不要です。
さらに,シス工学生(他学部は違う)は,Windows10が無料で使えます。追加費用なしで,MacにWindows10をインストールすることができます。
つまり,ハードはAppleだけど,Windowsパソコンとして使えるということです。これは,システム工学部が「Microsoft Imagine」に加盟しているから。普通ならWindows10は有料です。

このように,Macでも必要条件は「無料で」満たせます。

これに加えて,Macを買った人は,Appleのアプリがついてきます。iPhoneユーザーにはとても便利。
さらに,情報系に進む人には重要なことだと思いますが,iOSのプログラムを書きたい方は,Macにすべきです。
iOSの開発環境はMac限定です。なお,Mac/iOSの開発環境は無料でダウンロード可能。

もう一つ,Macは「USキーボード」が選べることがポイントです。プログラムを打つ方は,特殊な記号を多用しますが,日本語JISキーボード配列では使いにくい。ここがIT系のエンジニアでMac使いが多い理由の一つかもしれません。なお,「USキーボード」でも日本語を何不自由なく使えますので,ご心配なく。

Win10を入れず,MacOSを使っていても,不便ではありません。CADやGISでも最近はMac版があり,AutoCADやQGISはMacで使えます。特殊なソフトを使うのでなければ,Office365さえあればMacだけで生きていけます。

大学ウェブサイトに大々的には書いていませんが,和大・システム工学部に入学すると,「生涯アカウント」がもらえます。これは,グーグルのG suiteというサービスが無料で使えるというものです(本来有料)。表立っては書いてありませんが,GoogleDrive,GooglePhotosが容量無制限で使えます。一部の私立大学では,同様の機能を盛んに宣伝してますが,シス工生も同じ特典があります。「生涯無料」。結構すごいことです。
クラウドを使う人にとっては,非常に有用なサービです。iOS,Mac,Windows,Andoroid,Linuxに対応しています。上限を気にせずデータを貯めておけます。

Macでもう一つ心配なのは,周辺機器でしょう。

Appleのノートは,「USB Type-C」という,新しい規格の端子を使っています。これで接続できるかどうか,不安ですよね。

大学生協が用意している「推奨モデル」がありますが,これは東芝・Dynabook N72です。この機種は接続が全て「USB Type-C」のパソコンで,考え方はMacBookProと同じです。ですから,Macを使っていても,充電器・アダプタ・ケーブルは,「推奨モデル」と同じ。むしろ多数派です。

ちなみに,13インチのMacbookProだと,生協の推奨モデルよりも安い。デザインはMacBookProの圧勝です。
タブレット機能はないけど,まず不要でしょう。

オススメ機種は,

MacBook Pro 13インチ,143800円(学生価格)  今なら8500円のギフトカードがつくので,Type-CとHDMI/VGAのアダプタを買っておきましょう。Bluetoothマウスでも良いですが。また,TouchBarは無くても支障はありません。ただし,酷使する方はメモリを16GBにしましょう。あとから変更できません。SSDは使い方次第です。ちなみに大学のWi-Fiは速いので,GoogleDriveに入れておけば,なんとかなります。足りなくなったら交換できます。 オンボードで交換できないので,経済的に余裕があれば512GBかな。

MacBookPro以外の機種はどうか?ですが,「MacBook」はモデルチェンジを待ったほうが良いでしょう。2017年の中頃にモデルチェンジすると思われます。キーボードの改善と,USBポートの増設を待ちましょう。2016年のモデルはちょっとね・・・。

「MacBook Air」は安く済ませたい方にはいいかもしれません。ただし,type-cは使えないし,Retinaディスプレイではないから,ちょっと寂しい。128GBのSSDは小さすぎます。

2017年6月6日にハードウェアがアップデートされました。

MacBookPro(13・タッチバーなし)ですね。MacBook(12)も よくなりましたが・・・,Pro13と同じ値段です。MacBook(12)には,Thunderbolt 3が搭載されてないですし・・・

自宅は,4Kモニタと外付けキーボードを持っていると大きな画面で作業できて便利です。6年くらいは使えるでしょう。

ちなみに,大学でのBYODは色々な大学が行なっていますが,Macを選べるところは多く,そのような大学では半数がMacを選ぶのだとか。なお,東大はMacが標準のシステムを入れているそうです。東大の生協ではMacBookPro(13・タッチバーなし)が売れているとのこと。

和歌山大システム工学部_BYODでMacはありか?」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: poly-tanked cosmos - 和歌山大システム工学部のパソコン選び2020

  2. ピンバック: poly-tanked cosmos - 和歌山大システム工学部のパソコン選び

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