清家清の訃報

またまた初期日本モダニズムの巨匠が亡くなってしまった。
先月号の住宅特集(清家清特集)は追悼号になってしまった。
(この文言、最近書いたような・・・)


清家清といえば森博士の家に代表される、ミニマムな木造モダニズム住宅で、ミースも絶賛、というのが通説だけど、神戸・御影の小笠原流記念館(未公開)や「家相の科学」を見ると、ミニマルどころかヒューマンでどこかポストモダンな印象を受けます。
丹下健三もそうだけども、この世代の日本人建築家はモダニズムをどのように日本化・東洋化・アジア化するか?ということをとても気にしていたんじゃないかな?
50年代の小住宅(増沢旬、広瀬鎌二、池辺陽)バンザイの私としては、なんだか寂しいな・・・清家自邸は、ほんと名作だとおもいます。
関東ローム層の黒い大地となじんでますよね。あの、粗雑な感じがいいと思う。
なお、気がつかない人が多いから言っておきますが、
清家清って名前は回文です。
「家の左右が清らか」ってことで、名前から「大草原の小さな家」を連想するのは私だけでしょうか?

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