学校テロルとコーカサスの虜

ロシアの学校テロ・・・ひどいすぎる・・・
ひとつの映画を思い出した。「コーカサスの虜」だ。
トルストイの小説を「チェチェンとロシア」に置き換えた話。
ロシア兵に捕らえられた自分の息子と交換するために、ロシア兵の捕虜を金で買ったところからストーリーが始まる。コーカサスの山岳地帯の村で、何も知らずに紛争に参加し捕虜になった新米ロシア兵と、それを監視する村人がともに暮らす。民族・国家の「憎しみあい」が前提にあり、しかし同じ村で一緒に暮らしコミュニケーションしていることから生じる「親しみ」が交錯する。「憎しみ」と「親しみ」のバランスの上で捕虜として生きているロシア兵だが、ちょっとしたきっかけでそのバランスが崩れると、殺されたり、開放されたりする。
ロシアの新兵は捕虜でありながら「敵・味方」という図式の外に出る。また世話をしていたチェチェンの少女も監視役でありながら「敵・味方」の単純な関係ではなくなっていく。
ロシアの新兵は一人村から逃れるが・・・ロシア軍は村に報復の空爆し始め・・また、憎しみあいが繰り返される・・
憎しみが憎しみを生んでいては、何も改善しない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください