建築士会大会(和歌山)

21,22日と、建築士会の大会が和歌山で行なわれた。
お手伝いにいくことにはなっていたのですが、前々日に突然ブースの作成がスライドしてきてAKr氏徹夜作業。
ブース作成の後、SessionA 「住まい・まちづくり学習」の録音係を行なう。
和歌山・大阪・京都の建築士会から、子供とワークショップを行なっている会員がパネラーとなって話を進めるが、圧倒的なのが仙台の細田洋子氏。おそらく細田氏がセッションの目玉。
評価:★★★☆(まぁまぁ)


和歌山・八尾・京都では、「子供たちに街や建築に京美を持ってもらう」ために行なっている。
仙台はちょっと違っていた。
建築・まちづくりは問題を統合的に捉え解決していく。それが子供たちにとって良い刺激になるから、建築の方法を教育に持ち込むのだと言う。
細田さんは決して「建築」を教えているわけではなく、事物の捉え方を「建築」の方法を通じて教えているのだという。
また細田氏は、学校に先生以外の大人が入ることで、タイトな「学校化」から子供たちを開放することを述べる。
「学校化」:かつては「勉強なんて出来たってロクなことないぞ!」っていうオッちゃんがその辺にいて、話を聞けた。いろんな価値観があった。しかし今では学校でも家でも地域でも「成績がいいかどうか」「どんな学校に入学したかどうか」だけでレッテルを貼られてしまう。「勉強なんてムダムダ」って言ってくれる人がいなくなっちゃった。それが学校化です。価値・評価の多様性が失われ一方的に学校的な価値観を追随することをいいます。
細田氏の発言は地に足のついていて、好感が持てた。
また、細田氏は共立女子大の稲葉武史先生が日本に紹介したアン・テーラー「建築と子供達」、ドリーン・ネルソンの「City Building Education」を下敷きにしているようです。
千葉大園芸の木下勇先生が紹介するNY市立大のロジャー・ハートにも関連があるかもしれません。(眠いので今日はこれまで)

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