メンタルケアー

学科会議、ゼミ、演習、事務手続き、講習会参加、で一日が過ぎてしまった。3年生8名の建築ゼミへの配属が承認された。でも全然目新しい感じがしない。
さて、今日の収穫は和大の保健管理センターの宮西先生によるメンタルケアー講習会。「引きこもり」学生にどのようにせっすればいいのか?である。
和大での相談数の変化、引きこもりの定義、他の神経症・統合失調症との違いを説明してもらった。
興味深かったのは、「ひきこもり」は対人恐怖症と同じく、日本特有の現象であり、社会によって引き起こされているということだった。大槻けんじ(漢字忘れた)が赤面恐怖症を発表して世界的に注目されていたことを思い出した。(ちなみに筋肉少女帯の大槻ケンヂはあきらかに精神科医の大槻けんじから芸名をとっている。彼は読書家だし、オタク系だ。)
さらに、1980年代には韓国でも「ヒキコモリ」が起きていると言う。興味深い。
基本的に社会不適応が原因で、過去の自分、過去の失敗を悔やんでいること、そして精神分析で行われるように、「要因を分析し自身で納得すること」が治療に結びつくのではない、という。勉強になる。
なお、接し方としては、「がんばって大学にでてこい」などと言わないこと。専門家にまかせること。ひとつの社会に適応できなくとも、別の社会には適応できるかもしれない、「過声の反省」ではなく、むしろそちらに向かわせること。段階を踏んで社会にデビューさせること、だという。

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