カシミール地震の報道とビルの壊れ方

印・パキ国境問題で不安定なカシミールの大地震。
なぜか、日本ではJICA職員の話ばっかり。あれはイスラマバードの話で、震源近くはどうなってんの?とCBSを見ると、もう、カシミール地震の映像がたくさん。こりゃひどい・・・
米軍が巨大なヘリで物資をどかどか輸送しているようだ・・・・・(パキスタンは米軍にとってアフガンへの前線基地だから、ってのもあるだろうけど)
国境付近は、インドもパキスタンも軍隊を動かしにくい状況があるのかもしれない。
こういうときこそ、国連がバーンと存在感を見せて欲しいな。さて、わたしたちは何が出来るんだろう?
それにしても、日本ではカシミール地震のニュースの扱いが小さい。なぜ?
これこそ、自衛隊が派遣されてしかるべき、な事態だと思うんだけど・・・・・絶対多数国会でガンガンに通せるんじゃないのかな?(こっそりと可決されつつある障害者自立支援法や共謀法のように・・・)
(追記:もう行っているようです。)
さて、建物の話。
950117_sannomiya_kobe_hanshin_quakes_by_T.Hirata
(阪神大震災・三宮のビル。一層のみつぶれている)


イスラマバードとカシミールの映像を見るにつけ、阪神大震災の建物の壊れ方との違いを感じる。
パキスタンではビルが崩落して、瓦礫の山。阪神では、かなり老朽化した木造、レンガ(組積)造にしか見られなかった壊れ方。
阪神大震災では、「ダルマ落とし式」の壊れ方。たいていは1層分がつぶれ、上階はそのままストンと落ちているだけ。たまーに、ビルそのものが横転しているものもあったけど、横転してもビルの形はそのままで、瓦礫の山にはならなかった。
日本のビルは「折れても崩れない」。それだけ耐震設計が進んでいるということなんだろう。短期設計・長期設計、その考え方は有効だとあらためて感じる。
そういえば、カシミールではあまり火災の話を聞かないが、どうなっているのだろう?そして災害復興まちづくりはどうなるんだろう?

カシミール地震の報道とビルの壊れ方」への1件のフィードバック

  1. そういやぁ、火災があったなー。
    神戸のまちに火がついて燃えていたんだもんなー
    ガスは使わないでください!って放送流れているのに、近所のおばさんがこういう時こそ力を出さなければ!ってはりきってステーキ焼いてたな。
    さすがに驚いた思い出があります。

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