S/I

18日、朝帰りで7時就寝。起きたら15時!と思ったら時計が電池切れで「ほっ。」三ノ宮で中国歴史都市関連の書籍を受け取りに。陣内先生の北京、それから「
中国の歴史都市・これからの経過保存と街並の再生へ」(大西國太郎+
朱自煌+井上直美著)。あまり興味はないけど、科研共同研究のためやむなし。
帰宅して部屋の清掃。ポリ袋4つ分の資産を「廃棄物」に。掃除しながら『幻想の未来』(岸田秀)を読み返す。宮西先生のメンタルケアの影響だと思う。「フロイト自我論集」も。GarageBandで遊んでいたら、岩本よりtel。修士論文作成中で煮詰まっているというから、飲みにいくことに。終電で帰宅。就職が決まりそうで何よりだが、なんだかんだ人生が開けていくのは不思議。岩本が手伝ったN.Y.スタテン島の9.11テロ追悼碑(曽野正之デザイン)がもうすぐ竣工するという。
19日、起きたら11時。念入りに歯を磨き、コーヒーを飲み、洗濯機をまわす。
13:30、心斎橋の「空間計画」(荒木公樹事務所)へ。
ゼミのアキエール斉藤さんの修士論文がS/Iで、その相談に来たのだ。荒木は吉村篤一事務所で「ふれっくすコート吉田」(住宅特集2002 特集S/Iのリアリティ 掲載)を担当したS/I集合住宅のプロ。サイトーさんと話を聞く。
問題は、アキエールさんが修論の方向性を見失ったことにあるようだ。
よって、初心に返って論文を集め、自分で評価し、自分独自の研究視点を探すという、当たり前のことをちゃんと行う、ということにつきた。
自作の論文題目データベース(20年分)、学会のsite(7年分)を駆使するとライフサイクルコストやスケルトン・インフィルだけでもたくさん出てくる。
S/Iがなぜ求められ、なぜ爆発的に普及しないのか?
求められたのはふたつの方向
・サスティナビリティ(建物・設備・生命の更新サイクルを考え、無駄を省く)
・ユーザーオリエンティッド(間取りを固定化せず、ユーザにつくらせる)
があり、普及の問題は、
・S/Iにしたところで商品価値が上がらない、という「住宅の商品化」での限界
だと考えた。
荒木から、2001新建築別冊「スケルトンインフィル入門」高田光雄、などいくつかの重要文献と、サイトーさんの当面の目標を考え、16時半にお開き。
帰りにhucknetとUnder*publicの二つの本屋によるが、収穫なし。
現在設計演習でトレースしている「アップウェル船場」に行くが、祝日で入れず、明朝再訪することに。

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