フィリピンでのモバイル通信(2023年9月時点)

結論としては,現地SIMカードの利用は面倒なので,日本のAmazonでアジアで使えるプリペイドSIM(2000円くらいで8日間5GBくらいで手に入る)を持っていったほうがいいと思います。

私は日本の携帯キャリアとしてIIJを使っています。IIJの料金は家族四人で6000円以下に収まっていて,不便もなくて気に入っています。ただ,海外のデータ通信ローミングができません。私はいつも,現地SIMを使っていたので,特に不便だと思っていませんでした。ですが,2023年よりフィリピンのSIMカードには登録が必須になっていたそうで,自分自身が少し困ったことと、その時の対処を記しておきます。

ポイント
・プリペイドSIMカード購入後,登録が義務化されている。
・登録しないとSIMが使えなくなる。
・WiFiがないと登録は難しいかも。
・SM(シューマート)などの大規模モールではフリーWiFiが飛んでいるが、フィリピンの電話番号がないとOTP(ワンタイムパスワード)が受け取れないのでWiFiは使えない。
・購入後しばらくは,登録なしでもSMSの受信は可能。
・携帯本体が必須。タブレットだけ,wifiルータだけでは登録できない。

AsiaAirでNAIA(マニラ国際空港)TMN3(ターミナル3)に着き,イミグレ(入国審査)を出た到着ロビーでSIMカードを買おうと思ったのですが、なぜか売っていませんでした。

何も知らない私は,空港からバスターミナルへ移動,屋台でSIMを買って,コンビニでロードして使い始めたのですが,翌日にSIMが使えなくなりました。あれ? まぁ,山の中だから,電波も届かないし,仕方ない,で過ごしてました。

帰国前日に私はSIMカードをもう一枚購入して,SM(シューマートという巨大モール)でフリーWiFiに繋いでSIMの登録をすることになりました。

私はiPadで登録作業をしました。(SIMの登録はスマホ本体でもできるとおもうのですが,SMのフリーWiFiに繋げられず,そうなりました。日本の携帯番号でwifi登録しようとしたら日本の電話番号はOTPを受信できません。番号を一度入れたら,電話番号が変えられず,スマホでのwifi接続を諦めました。)

SIMを登録した具体的な方法(キャリアはGlobe。Smartでも大きくは変わらないと思う)

・新しいSIMを携帯に差し込んでSMSの受信ができるようにしておく。
・iPadをSMのフリーwifi接続。SIMの電話番号を入力してOTPを送ってもらう。
・スマホがOTPコードを受信
・iPadにOTPコードを入れて,wifi接続が成立(携帯でもいいはず)
・iPadにGlobeone.appという,globe社のアプリを入れて,登録作業。(simカードにQRコードリンクが印刷されている。なおwebで行うこともできる)
・パスポートの写真,出国用航空券の写真が必要,フィリピン国内の住所は友人客やホテルで十分
・途中,OneTime PIN(一時的パスワード)がSMSで送られてくるので,スマホで受信してiPadで入力。
・10分程度で登録完了のSMSが届く。

おまけの情報
・開通後,プリペイドSIMカードをWiFiルータ(GlobeのSIMロックwifiルータ,Huawei Tatoo,2018年500ペソくらい?で購入)に入れたら利用できた。
・携帯ショップ店員は,WiFiルータではそのSIMは使えない,と念を押すように言ったが,普通に使える。

この作業に1時間以上かかりました。
ネットが繋がらないと,情報も探せないので,日本からSIM持っていったほうが確実なので,そちらをお勧めします。

なお,旅行者として登録したSIMカードは30日で期限切れになるそうです。

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