ランドスケープ課題ジュリー・佐々木葉二先生講演

まず、12月10日の佐々木葉二先生の講演・ジュリーについて語らなくては。
さてさて、このランドスケープ設計課題は例のごとく難問中の難問。プロデュースしている私はとても不安だった。
教官それぞれにとってもはじめての試み。頼みはTA諸氏と学生の「喰いつき」だけ。なんにしろ暗中模索、経営破綻50%。
こういう時、ネガティブシンキングは徹底排除。出来なくてもともとだし、出来たら丸儲け。やらないよりはやった方がいい。ダメならまた考えよう。
なんにしてもランドスケープは楽しそうだ。
こうしてはじまったランドスケープ課題の総決算でお出まし頂いたのが佐々木先生。
当然、講演もお願いする。
モダンランドスケープの神髄、それをうまく東洋の自然の考え方とミックスさせた作品群。ランドスケープとは何か?それがとてもわかりやすい。心の琴線にどんどんくる。波状攻撃。美しい写真、美しい言葉・・・・。デザインとはなにか?
確実な何かが伝わってくる。
本多先生が演習中におっしゃられた言葉、「ランドスケープとはその人の心である」が、効いてくる。ハーバードやバークレー(加大)で佐々木先生が受けた教育とは、有る意味、「人格教育」だったという。佐々木先生はその研究室の部屋で、「空間への憧れ」を発見する。それはバラガンの一枚の写真だったという。
「風景」とは「風/invisibleと景/visible」
玄関に入って、その家の靴を見てその家のライフスタイルを想像せよ。
デザイン教育とは人格教育。大学四年間で人格をつくれ!
空間に対する「あこがれ」を持つこと。
モダンランドスケープデザインとは、「見えない気配」をどう表すか?
有機的な自然の美しさをあぶり出すための、抽象的なデザイン・・

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