災害とマスコミ

ちょっと時間が出来た・・・
先日、飛田で人と防災未来センターの牧さん、越山君(同級生)に会いました。興味深かい話を聞きました。
1:新潟地震よりも23号台風被害の方が、被害は大きい(被災エリアが広く、総額も大きく、死者も多い)
2:台風23号被害は豊岡よりも、洲本の方が被害が大きい(総額も大きく、死者も多い)
なのに、だれも洲本なんか気にしていない。
和大だって、新潟には飛んで行くけど、足下の洲本には誰も行かない。
つまり洲本は完全に見捨てられている。
テレビ向きな、災害スペクタクルあふれる画像がなかったことが原因か。洲本に「タマちゃん」でも上陸すれば話は違ったのだろうけど・・・

 ところで、そもそも、例えばTV報道が水害の様子を映像で世間一般に伝えることの目的は何なのでしょうか?視聴率を稼ぐことだと言われればその通りなのでしょうが、その発想や態度からはいったい何が生み出せるというのでしょうか?。もしTV報道の目的が純粋に視聴率を稼ぐことにしかないのだとすれば、そんなメディアが「ジャーナリズム」を気取るのは厚かましいですよね。トラバ:あさみ新聞、2004 12 15 12:05 午前


ネット掲示板の集団自殺もそう。
年間3万5千人も自殺していて、多分その数倍の自殺未遂があってその中でのネット集団自殺は超レア。しかし報道によってあたかもそれが社会の大問題のように論じられる。
それよりも、のこり3万4千9百50人のことをなぜ問題にしないのか?
(ちなみに、借金で首が回らなくなって自殺する先進国は日本だけです。これは日本の銀行・金融がWith-recouse loan(遡及型融資)という担保主義がまかり通っているからです。普通はNon-recorse loanといって貸した銀行の責任になります。だから失敗してもあきらめず、再度ベンチャーつくる。住宅ローンは典型的なWith-recouse、ローン払えずホームレス=ジョブレス=ライフレス。バブル崩壊や災害が起こるとボロボロ。With-recouseのローンなんて、借りちゃダメ。
日本はその人の「資産」に対して投資をするけど、普通は「プロジェクト融資」(自分でググってみて)に見られるように、「可能性」に対して投資します。ココは、日本社会の再生を考えるときにはすんごく重要なポイントです! 金融改革はここからすべき。あまり誰も言わないけどさ。)
話がそれた。
言いたいことは、日本のマスコミってのは所詮そんなもんか?ってことです。
クオリティ・ペーパー(毎日や朝日のような大新聞)ってのは、ワイドショーとは違って、「視聴者が見たがる映像」ではなく、「考えなくてはならないこと」を売りにするべきなのに・・・。
(あかん、NHKの公平原則について話したくなってきた。新聞には社説があるのに、なぜNHK(民放でも)には社説がないのか? おっとっと、脇道それすぎだ。)

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