塩崎賢明先生の最終講義と鼎談

2012年3月3日(土)、神戸大にて塩崎賢明先生の最終講義があった。

立ち見が出るほどの盛況。
最終講義は、これまでの研究を一望するもので、とてもすばらしかった。(非常にたくさんのことが詰め込まれており、とてもここでは内容に振れることはできませんが…)

第二部は塩崎先生を含む鼎談で、阪神淡路大震災と東日本大震災のキーパーソン3名が登壇。
非常に濃密な鼎談となりました。その一部発言をメモとしてまとめたので、アップいたします。
(室﨑益輝先生の発言部分です。文責は、私、平田隆行にあります。時間があれあ、つづきも書きます。)

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1.17_阪神大震災15周年

950117阪神大震災当日朝、神戸市灘区宮前商店街にて
阪神大震災15年。やはり夜明け前に目が覚める。不思議だなぁ。
写真は、当日午前、神戸市灘区の宮前商店街。自宅兼店舗が燃えていくのを見守る住人。
毛皮のコートを着ているけれど、その下はおそらく、パジャマ。
震災の時に、毛皮のコートを着るなんて場違いだと思うかもしれないが、家が燃え始めたとき、持てるものを身につけて外に出たのだと思う。そのとき、お気に入りのコートと帽子が手元にあったのだろう。
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四川大地震のタイミング

地震のタイミングは、絶妙だったのかもしれない。
オリンピック直前、
チベット騒乱直後、
聖火リレーで見られた世界的な嫌中ムードのまっただ中、
ビルマでのサイクロン直後、
胡錦濤来日直後。
震源は「カム」である。すなわち文化的にはチベットの一部とも言える地域だ。
ゆえに四川大地震は、政治的に極めて特別な意味を持った。

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H5N1インフルエンザのリスク

(私は専門家じゃないので、WHOや厚労省などの提供する情報を確認してくださいね。)
bird flu、トリインフルエンザ。
人から人へ伝染する新型が日本でパンデミック(大流行)した場合、
約2500万人が感染し、二か月で64万人が死ぬという。(厚労省)
死者64万人とは、南海・東南海地震の想定死者数の30倍。
別の試算では210万人が死ぬとも言われているから、これだと100倍。
ものすごくリスクが高いことになる。
専門家は、確率論的に近い将来にパンデミックが起こる、と言う人も多い。
被害規模が大きくて深刻。
おまけに・・・

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