
十津川村の木造仮設住宅
産経新聞の8月連載は「木造仮設住宅」を取り上げました。
研究室でも、木造仮設住宅の備えに取り組んでおります。
2012年度「近代建築・卒業制作優秀作品」の推薦のことば。
ことしは、和歌山の漁村・阿尾集落の仮設住宅を扱った山口剛君の作品を評しました。
山口君は毎日DASの建築部門賞を受賞しています。
木造仮設住宅の研究で、チームを組んでいましたが、その成果を設計で発揮してくれました。

名取市閖上の公民館跡地につくられたかさ上げの高さを示すための現地確認場
東日本大震災の発生から2年4ヶ月以上が経とうとしています。しかし、津波が襲った被災地に復興の気配は感じられません。仮設店舗の商店街や漁港に付属する水産施設ばかりで、震災前と同じように商店や住宅が建てられたというニュースはほとんど聞きません。1995年の阪神淡路大震災では、新しい住宅がどんどん建っていた時期でした。東北の復興はなぜ、これほど進まないのでしょうか?
産経新聞「防災減災わかやま」の連載を担当することになりました。
和歌山大防災研究教育センターの特任准教授であった照本先生が担当されていたのですが、徳島大学へ赴任され、担当を引き継ぎました。2ヶ月に一度、掲載されます。1年程度の担当になるかと思います。
(2011年4月の現地視察のメモより)
羅賀は小さな入り江に出来た漁村集落で、ホテル羅賀荘という宿泊施設がある眺めのよい集落だ。
ホテルは大体12階建てくらいだが、東日本大震災ではその4階まで浸水した。遡上高さは20メートルを超えていると考えられる。集落も3割程度が津波にのまれ、集落で9名が行方不明となった(2011年4月当時)。引き波が速く遺体捜索は難しいという。道路は高所にあるが、その歩道の一部が波で持ちあがってしまっている。トンネルは天井まで水没。