思い出と記憶と連想

年末・年始にかけて、いくつかの情報を見つけて、唸った。
ひとつ目は、ユビキタス社会の物と家庭にかんする研究会
ここの「ゆもか研ニュース」が面白すぎる。 物と思い出に関する研究だ。
失われていく建物の思い出に、建物の部材でウクレレをつくってしまう伊達伸明さんの「建築物ウクレレ化計画」から話がはじまる。 

いくら文化財を保存してもそれで個人の人生が救い上げられるわけではないと多くの人が感じている、自分自身の生きた時間の意味を確認したい。その飢餓感がこうした作品づくりをささえている。ゆもか研ニュース No.1より

これまで、尼崎市・杭瀬小学校、和歌山県高野口小学校をはじめとして、学校校舎の「思い出」という資源を活かした計画を考えてきた自分としてはとても、とても興味深い。 吉阪隆正の住居学が「こころの中の住まい」からはじまっているように、単純な機能ではない部分から建築を発想するのことが、とても正しいことだと思っているからだ。
<%amazon(B00067SRN4|l)%>
(ちなみに、研究対象のひとつだった「尼崎市立潮小学校」の校門が「槇原+ダウンタウン」の「チキンライス」のジャケになってました。これも「校舎の思い出」のひとつですね。)

続きを読む