公団・東豊中

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空間計画の荒木公樹さんに案内してもらって、東豊中の集合住宅プロジェクトを見学させてもらった。この計画は、老朽化した公団住宅の建て替えで、非常に規模も大きい。東京・東雲のような「実検集合住宅」ではないけれども、遠藤剛生マスターアーキテクトによる、力作。

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丹下健三とラルフ・アースキンの訃報

モダニズムの土着化、という視点ではとても重要な二人の巨匠が亡くなりました。
丹下健三については藤森照信が非常に簡潔に的確なコメントを出していたです。「これで昭和にひとつの区切りが出来た」、「これからは、丹下ほど時代とシンクロするような建築家は出ないだろう・・」(引用不確か)など・・・by asahi.com
ラルフ・アースキンは、あまり有名ではないけれども、大好きな建築家で、いくつかの特集や書籍を集めている。今月号のA+Uは、半ば追悼号のようになってしまった・・・(ケン・オオシマ氏の主編集号。オオシマさんのチョイスは、とても私の興味とシンクロするなぁ。なんでだろ?)
なお、アースキンの最初の個人作品集は「都市住宅」なのだそうです。

山手の洋館

鄭邸
神戸市中央区上筒井から青谷に住んでいたのですが(今でも住まいはありますが)、
北野や御影とは規模が違うけど、良質な洋館が建っていたところです。小川安一郎の住宅(一時病院として利用)、若き村野藤吾の傑作、神戸大丸舎監の家(大昔に撤去)、河合浩蔵自邸、など。空襲で焼けたところなのであまり残ってはいませんね。(野坂昭如の「火垂るの墓」の家はこのあたりのことか? )
で、良質な洋館で設計者不詳の「鄭邸」があったのですが、これがなんと・・撤去されるみたい・・・
もったいない! なお、この建物は神戸市教育委員会が編纂した神戸の近代建築にリストアップされています。(近くにリストから漏れている洋館もあり。兼松なんとか館というらしい。現在宗教関連施設になっているそうです。)

妖怪と環境

17日、神吉先生の送別会(3/1付けで京都大学助教授となられました)で、、「ハビタット」の中島先生と、「妖怪談義」に花が咲く。中島先生曰く、妖怪とは、ある現象を認識する時に便宜上用いられたもので、実際にあった話なのだという。妖怪が登場する理由は、そのときの人知では理解できなかった、もしくは堂々と言えなかった、のが原因だと言う。

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