ユニオン造形文化財団の助成授与式

ユニオン造形文化財団_アートユニオンギャラリー
日本では、多分唯一の建築デザイン研究の助成に、ユニオン造形文化財団の建築助成があります。ユニオンという民間企業ベースに、関西のたくさんの企業(建築やインテリア関連企業)がバックアップしてつくられている財団の助成です。ユニオンのショールームは堀江にあり、これがなかなか面白い建物です。(ユニオンさんは、ドアノブなどの高級建築金物デザインメーカーです)
昨年末、そんなユニオン財団の研究助成に応募してみました。
これまで助成を受けた人びとを見てみると、大学のプロフェッサーアーキテクトが多くを占めています。ビックネームも多い。そんな中、ダメで元々、応募してみました。
お題は、
「フィールドワークとwebを用いた地域の英知の蓄積による地域景観デザイン」

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「文化としての住まい」-08「家族概念と住まいの相続」

060307_産經新聞和歌山版「研究室最前線」
近年、日本の住まいは「継ぐもの」から「買うもの」へ変わった。カタログ性能とカラー写真のイメージによってスタイルを選び、予算によって広さが決まる。しかし自分の次に誰が住むのかは棚上げされたまま。和歌山大学システム工学部環境システム学科の平田隆行助手は、「カリンガ族には日本とは異なる住まいの相続ルールがある」という。現代の日本にも応用可能というカリンガ族の家族概念と住まいの相続について、平田助手に聞いた。
村に住まうの祖母・母・娘。女性だけが住まいを相続する

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「文化としての住まい」-07「米倉と住まい」

060228_産經新聞和歌山版
前回見たカリンガ族の住まいは高床式の米倉を連想させるものだった。実際にカリンガ族の住まいと米倉は非常に似ているのだという。これは何を意味するのか? 和歌山大学システム工学部環境システム学科の平田隆行助手は「これは単に米倉を住宅として使うようになった名残なのではない」という。むしろ米倉に似た住まいに住むことこそがカリンガ族の文化なのだという。日本と同じ、床の上に住まうカリンガ族。その住まいのルーツである米倉について、平田助手に話を聞く。
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写真:米倉の前で刈り取ったばかりの稲穂を乾燥させる

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