建築士会大会(和歌山)

21,22日と、建築士会の大会が和歌山で行なわれた。
お手伝いにいくことにはなっていたのですが、前々日に突然ブースの作成がスライドしてきてAKr氏徹夜作業。
ブース作成の後、SessionA 「住まい・まちづくり学習」の録音係を行なう。
和歌山・大阪・京都の建築士会から、子供とワークショップを行なっている会員がパネラーとなって話を進めるが、圧倒的なのが仙台の細田洋子氏。おそらく細田氏がセッションの目玉。
評価:★★★☆(まぁまぁ)

続きを読む

ぶらくり遊歩道とまちづくり(公共権とは)

M2ミレイ氏と和歌山県海草振興局へ。
ぶらくり丁遊歩道の問題に向けて、糸口を掴むために打ち合わせる。
ことの発端は、遊歩道に面していたある飲食店がパラソル付きのイス・机を提供したことに始まる。「ご自由にお使いください」という張り紙をしてあったが、せっかくだから、と店のメニュー(生中ビールとか)も置いていた。すると別の住民から「公共空間の無断使用ではないか?」と県に通報。やむなく撤去となってしまったのである。
計画者側としてはそういった使い方を想定していたし、そもそもワークショップで「ベンチ」や「テーブル」「日除け」は要望が出ていた。(様々な都合でそれは出来なかったけど)
20041014-bench.jpg
(在りし日のパラソル・ベンチ)

続きを読む

ねぎ地図

ブッチーさん(アーチスト)が、南森町で208なるものをやっている。で、そのでの勉強会&パーティーで、「ネギ地図」の明星守さんがプレゼンテーションをおこなうというお知らせが届いた。
うおー、いきてぇぇぇ。
このネギ地図、アートでありながら「まちづくり」とか「空間採集」とか「生活空間」とか「都市問題」とかと密接に関わっていて、とても面白い。(一度CAP Houseで見ました)
路上観察学会(赤瀬川源平、藤森照信ら)の「路上観察」や、それを引き継ぐ「フォトモ」(糸崎公朗ら)、また、東京探検隊や、コンペートーなどの都市型『デザインサーヴェー』を思い出すし、まさにその震源は今和次郎の「考現学」に他ならない。
*今和次郎;(東京芸大の先生で、後に早稲田の教授、アート・民俗・学問を股にかけた活動を展開)

続きを読む

JR灘駅

今、神戸にいます。ちょっと神戸の話題。
西さん(ヘリテージマネージャー)より、慈さん(神戸灘・六甲技研/Naddistなどの仕掛け人)の呼びかけあり。JR灘駅駅舎(最寄り駅だな〜)の取り壊しの前に、実測と模型作りを行なおうではないか!というもの。
この慈さんの活動って既存の「まちづくり」とは全然違う。とても面白い。「勝手連」的な商店街ファンクラブをつくってコロッケの味比べしたり、「地元特産弁当」をつくったり、とんでもなく個人的な思い出、変な店、変な人、変な地名、など、街のお宝を掘り出して勝手に楽しんだり・・・しかもバンド持ってて和尚やってて、建築やってて、デザインやってて・・。
以下、転載。
(参加したい人はヒラタまで、もしくはコメントで・・・)

続きを読む

ワークショップ

14日、12時和大発にて田辺市上秋津小学校へ。
6年生を対象にしたワークショップ「校舎に願いを!探索短冊ワークショップ」(M2両口令名)を行ったのだ。司会・進行、企画ともに両口主導なので少々気が楽。
ワークショップの目的は、もうすぐ新校舎に移ってしまう子供たちの現行木造小学校に対する思いや希望を引き出すこと。七夕にちなんで、「願い」を書いた短冊を、校舎それぞれその場所に結びつけると言うもの。
<%image(20040715-DSCN2037.jpg|256|192|%>
いくつかとても興味深いことがわかる。ワークショップは期待通りもうれしいが、意外な意見が出てくるともっといい。
この校舎、至る所に本棚があって、いいんです。廊下がゆたか。
踊り場
そのなかで、この短冊、ちょっとはっとした。「一人静かに」する場所が、ここだったわけだ。
<%image(20040715-tanzaku.gif|165|454|%>
ちょっと出来過ぎのような気もするけど、
こんな場所、残したいねぇ。
なお、同行していたPTA会長さんがこの場所で一言、「昔先生によく怒られた場所です。」思い出の同居・・・すね。
人のライフサイクルと、建物のライフサイクルの違い、それをどのように生活文化にうまく取り入れるのか・・・それががリノベの計画的な理論となるのではないか、とおもったりした・・・。
しかし、小学校は「コミュニケーション・メディア」としての空間としてやはり、有効であると思うな。