INAX Renovation Forumに、NEXT21のスケルトン設計者である近角真一さんのリノベーションの講演が載っている。SIってなに?って人は是非参考にするといいよ。講演のPPT画像もついているのでわかりやすい。討論がとても面白い。見所が沢山あるけど、近角真一・松村秀一の討論のなかで、J・ハブラーケンの提唱するヨーロッパ型のSIと、日本のSIの相違点が語られている。
日本のSIというのは、ハブラーケンが最初考えたことや世界的な運動の意味とはまったく違う方向に進んでいることは間違いないです。それはストック志向というか、スケルトンの耐久性論というかたちで進んだという点がきわめて異色だと思います。(中略) 柱梁型でしかも厚い地盤、それはほとんど庭と家との関係を積層させていこうという発想です。しかし、その建物が都市にどういう姿で建ち現われるかということについてはほとんど関心がない。無理やり理屈をつくろうとしていますけど、それはない。INAXリノベーションフォーラム第四回近角氏の発言